私がニンニクや黒酢を研究し始めたのは、もう30年も前になります。ニンニクや黒酢に優れた働きがあることを知り、自分自身の食生活にも取り入れるようにしました。冬場の寒さ対策のために毎日1片、とくに寒さを感じるときには2〜3片食べるのがおすすめです。活力がみなぎり健康維持にはもってこいの食べ物なのです。
具体的なニンニクの効用をお話ししましょう。
肝臓の健康を示すバロメーターとなるのが、GOTとGPTの数値ですが、正常値はだいたい8〜40くらいです。
私は実際に、肝臓が弱って、この数値が200〜300ほどもある人たちに、一ヶ月以上にわたって適量のニンニクを食べつづけてもらいました。
するとGOT、GPTともに正常範囲にまで下がり、ニンニクが肝臓の機能回復に非常な効果を示すことが確認できました。
こうした臨床例は何例もあり、肝炎も初期段階ならニンニク効果で、肝機能を回復させ、好転させることができます。
しかし、ニンニクの薬効を利用したくてもにおいがあるので、毎日食べるわけにはいかないという人もいます。
人と接する仕事の場合は特にそうでしょう。そんなとき酢ニンニクが適当です。
においが気にならないだけでなく、酢は体にいい食品なのでプラスアルファの効果も期待できます。
さらに酢に漬けることでニンニクのアクが抜け、まろやかになり食べやすくなります。
また、酢ニンニクサプリの活用もよいですね。
これなら口臭も気になりませんし、何より手軽で便利です。
最近ではアミノ酸が豊富な「黒酢ニンニク」のサプリメントが人気のようです。興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
参考にしてみてください。
(研究職)