私がニンニクや黒酢を研究し始めたのは、もう30年も前になります。ニンニクや黒酢に優れた働きがあることを知り、自分自身の食生活にも取り入れるようにしました。冬場の寒さ対策のために毎日1片、とくに寒さを感じるときには2〜3片食べるのがおすすめです。活力がみなぎり健康維持にはもってこいの食べ物なのです。
さて、ニンニクには強力な殺菌作用や抗ウイルス作用のあることを明らかにした研究がたくさんあります。
その殺菌作用の主役をしているのが、ニンニク特有のあのにおいの成分であるアリシンです。
アリシンのもとはアリインという形でニンニクの中にあり、これはにおいも殺菌作用もありません。
しかし、ニンニクを切ったりすりつぶしたりして、細胞が破壊されると、同じニンニク中に存在するアリナーゼという酵素の作用で、アリインがアリシンに変化してあの強烈なにおいとともに、殺菌作用も発揮するのです。
実験によれば、抽出したアリシンを水にとかして、10万倍以上に薄めても、チフス菌やコレラ菌の活動を抑える作用があったといいます。
さらに、結核菌やライ菌に対しても殺菌作用があります。ニンニク成分には、ウイルスの増殖を抑える作用も突き止められています。
参考になさってください。
なおニンニクに興味がある方は黒酢ニンニクサプリの活用もご検討ください。
これなら口臭も気になりませんし、何より手軽で便利です。
黒酢に漬けられている分、アミノ酸も通常のニンニクよりはるかに豊富です。
(研究職)